感動しました。。。
『永遠の0』
ようやく読み終えました。
小説を読んでこんなに泣いたのは久しぶりです。
ひょっとしたら初めてかもしれません。
新年早々に読んだ本ですが私の中で今年一番の本になると思います。
現代から実の祖父である宮部久蔵が生きた軌跡を辿る物語。
命を惜しむ臆病者でありながら優秀な零戦パイロット。。。
宮部久蔵の人柄にどんどん惹かれていき、最後は『死なないで』と心から願いました。
時代は違いますが会津の飯盛山に行った時に涙が溢れて止まらなかった事を思い出しました。
幼い白虎隊が鶴ヶ城が燃えていると勘違いしてその幼い命を絶った場所です。
自分のためではなく愛する人のために死んでいく。
どんな思いだったのか。。。
現代でぬくぬくと過ごしている今の私にはまだ理解はできません。
死んでいく者、残される者。
両者共に悲しい。
死ぬ時、
どんな事を思って旅立つのでしょうか。
宮部久蔵氏のように最期の時まで愛する人の事を思って旅立ちたい。
色々な事を考えさせてくれるとても素晴らしい小説でした。
by vintage438 | 2013-01-20 23:30 | 小説